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スィートホーム・ログハウスの紹介 |
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ふくちゃんは小学校の先生で。6歳の一之進君を筆頭に日向丸、天平太の 3人の男の子を、自然の中で育てるログハウスを計画・検討中とのこと。 愛妻智ちゃんと5人家族なので、計画予算内では面積が小さく、また住宅として 1年を通じて暮らすには無理があるのではないか との不安があった。 私は全天候タイプ第1号の内容をお話し、さらに木造在来工法・ベスト価格のログハウス(ログホーム)を造る技術を説明した。床面積・天候面の不安がクリアされ、ログホーム建設計画が進行・決定した。 施工業者にとって、初めての工法であったが(事実、5社がリタイヤ)私の、たたきあげの現場管理技術と、新タイプ の技術・修得に熱意を燃やした神庭建設の協力で、平成14年3月スイートホーム・ログハウスが完成した。 |
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【山陰中央新報社 : 山陰経済ウィークリー誌】 H14・4・2号 掲載記事より ♪ 在来木造工法使い ログハウス ♪ 岩山哲川建築事務所は、アウトドア人気で需要が 増えているログハウスを在来木造工法で建築する 設計ノウハウと工法を確立した。 自作か専門業者に限られていたログハウスの施工を一般工務店でも出来るようになり、割高な建設費を大幅に削減できる。 島根県八雲村で新工法による住宅を建築しており、今春にも完成する。 日本で本格的な個人向けログハウスの輸入が始まったのは、1970年代から。最近はアウトドアブームに乗り、住居として ログハウスを建築するユーザーが急増している。 しかし、丸太を組み上げる校倉(あぜくら)造りやツーバイフォー工法など特殊工法を必要とするため、設計施工は部材の輸入販売会社や専門業者に限定されているのが実情。さらに、二階がロフト(屋根裏部屋)にしか使えないほか、気温湿度差が大きいわが国では丸太に縮みや割れが出るため「通年での居住には不向き」とされてきた。 一級建築士の岩山代表は14年前から島根県布施、知夫両村で国民保養センターのログハウスを設計。 林野庁長官賞を受賞するなどの実績がある。低コストハウスの設計を進める傍ら、既存のログハウスを研究。 丸太組みだけと思われていた ログハウスにもさまざまな構造や工法があることが分かり、在来木造工法を採用した 通年居住用 ログハウスの設計を手掛けることにした。 ♪ 通年居住用 耐震性もアップ ♪ 新工法は地元の工務店でも施工が可能な上、本格的な二階建築が出来るのが最大の利点。丸太を組まない代わりに、直径18cmの杉を半円状に加工した丸太のような外壁材を開発。 外壁材を柱に直接取り付け、ログハウスの外観にする工法を実用化した。 壁の内側はベニヤ合板と防水シートで覆うことで、すきま風や害虫の侵入といったログハウス特有の問題点を解消。従来工法では、丸太が腐ったり割れた際の交換が不可能だったが、取り付け方式にすることで交換も容易にした。 室内も外壁と同様に丸太を取り付け ログハウスの仕上げが出来るほか、板壁やクロス張りにすることで和室、洋室と居室を自由に選べる。壁の内部に筋交いが入るため「丸太を組み上げるだけと比べ、耐震性が大幅に向上。丸太の収縮により制限されていた窓の面積も大きく取れる」という。 昨年6月に個人向け住宅第1号の設計を受注し、八雲村にじが丘の住宅団地で建築中。建設費は従来型ログハウスが一坪(3.3平方メートル)当たり80万〜100万円なのに対し、新工法は在来工法を用いた木造住宅の坪単価プラス5万円程度で施工できる。 トータルコストでは、30〜40%の軽減になる。 同建築事務所では新工法の住宅を「スイートホーム・ログ(愛称・ログホーム)」と命名。ホームページ上で特徴を紹介し、設計委託を受け付け、希望する建築事務所や建築士に設計のノウハウや部材供給先の情報を提供する考え。 現在、ログハウスに使用する木材は輸入材や九州産が高いシェアを占めているが、新工法では 間伐材や小径木が使えるため、県産材の消費拡大効果も期待できる。 岩山代表は「セカンドハウスのイメージが強かったが、フリー設計ができる日本風ハウスを実現したことで、生活住宅としてのニーズが高まるはず。景気低迷で新規の住宅着工戸数は落ち込んでいるが、地元の住宅、木材の両業界で新たな需要を掘り起こせるのでは」と話している。 (山陰中央新報社 : 山陰経済ウィークリー誌 H14・4・2号 掲載参考記事) |
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