建物の荷重を地盤に伝え、建築物を支える役割を担う、基礎をつくります。 この住宅では地盤調査の結果、軟弱地盤だったため支持杭を採用しました。 |
支持杭は鋼管杭を採用しました。 地盤調査により、杭本数・配置を計画します。 写真は、打ち込まれたパイル(杭径118mm・ 肉厚5.5mm)です。 |
杭を回転させながら地盤に貫入させ、地中の支持層(N値=20)まで杭を打っていきます。 (チームプレイでとても手際よく施工されていま した。まさに「プロ」という感じです!) |
打ち終わった杭頭です。 杭頭接合具が被せてあります。 この住宅では計30ヶ所に杭を打ちました。 建物をがっちり支えます。 これで地盤改良工事の完成です。 |
基礎を設ける部分を重機で堀り、砕石を12cmの厚さに敷きこみ転圧をかけます。 |
機械で突き固めた砕石の上にコンクリートの型枠を組みます。 この段階で、基礎に埋まる部分の給排水配管もしておきます。 |
砕石の上に防湿フィルム(厚さ0.15mm)を敷き込み、捨てコンクリートを打設します。 捨てコンクリートが固まったら鉄筋組立ての基準となる墨出しを行います。 |
設計図に従い、鉄筋を組んでいきます。 写真は組み終わった鉄筋です。立上りに人通口がある箇所のスラブには鉄筋がたくさん入っているのが見えます。 住宅品質確保促進法に対応した住宅性能保証制度登録住宅ですのでたくさんの鉄筋を使用します。通常は1m3当たり60〜70kgですがここでは110kg使用しました。 |
鉄筋の直径・間隔・本数・継手・かぶり厚さ を計測し設計通りの施工を確認します。 基礎の強度上、重要な検査です。 |
配筋検査が終わると、床スラブにコンクリートを 打設します。 厚さ15cmで床全体にコンクリートを打つので、 「ベタ基礎」といいます。 |
床スラブのコンクリートの上に基礎立上り部の型枠を組みます。 セパレーターで基礎幅をしっかり固定し、コンクリートが流れ出ないようにします。 |
型枠にコンクリートを打設し、一定の養生期間を 置いてから型枠を外します。 基礎に埋め込んであるのは、基礎と土台を緊結 するアンカーボルト(直径13mm)です。 |
柱の引き抜きを防止するためのホールダウン金物のボルト(直径16mm)も埋め込んであります。 長く見えるのがホールダウン金物です。 |
Copyright (C) 2005 Atelier ie-21 All Rights Reserved. |